特集1

2025.01

糖尿病アドボカシー ともに願う未来、わたしたちの夢

すべての人に必要なマインドセットの一つ

 

皆さんは、「アドボカシー」や「スティグマ」という言葉を聞いて、どのようなイメージを抱かれるでしょうか。「カタカナ文字で少し難しそう」、あるいは「自分にはあまり関係ないかも」と思われる方もおられることでしょう。

 

アドボカシーとは、健全な社会をつくるための権利擁護や政策提言などを幅広く含む概念です。熟語では「擁護」が近い意味とされていますが、社会で使われている実際の状況から、わたしはもう少し幅広いものとして受け止めています。とても身近なことで、すべての人に必要なマインドセットの一つです。

 

そのように考えるのは、「弱い立場」に立たされ「困難な局面」に遭遇してしまう人やタイミングは、必ずしも固定されないからです。誰もが弱い立場に追い込まれてしまうこともあるでしょうし、一時的な困難を抱えることはめずらしくありません。すべての人が誰かに支えられ、同時に誰かを支えていますから、健全な社会づくりを目指す気持ちと行動は、わたしたち一人ひとりにとってかけがえのないものなのです。

 

 

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