特集1

2025.05

熱中症の基礎知識と糖尿病

日本の熱中症の今

 

昨年、一昨年の夏が暑かったかどうか覚えていますか? 2024年は確か暑かったよな、でも23年はどうだったかな…? そんなイメージでしょうか。

 

総務省消防庁によれば、近年、特に暑かったのは18年で、5〜9月の熱中症による救急搬送者は9万5千人を超えました。逆に東京オリンピックイヤーの21年は天候不順もあり、5万人に届きませんでした。厚生労働省の人口動態統計から分かる熱中症死亡者数は、18年に1585人、21年は半分以下の755人でした。

 

このように夏の暑さの程度によって、熱中症になる人、熱中症で亡くなる人は増減します。ちなみに23年は9万3千人以上、24年は9万7千人が熱中症により救急車で運ばれています。18年のような猛暑が連続しているのです。今年の夏もまた暑くなるのでしょうか。

 

これからの日本の夏は、確実に〝暑くなる〟ということを前提に、熱中症の基礎知識を身に付け、糖尿病が熱中症にどのように影響するのかを知っておきましょう。

 

 

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