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2024.08

【第8回】こ・ま・ぎ・れ運動の勧め

夏の暑さを元気に乗り切る「こまぎれストレッチ体操」

猛暑が続くと、エアコンの効いた部屋で過ごす時間がどうしても長くなります。外出が億劫になり、体を動かす機会も少なくなってしまいます。また、部屋では同じ姿勢でいる時間が多くなりがちで、気付いたら「腰の痛みや肩の凝りがひどくなっている」と自覚する人も多いのではないでしょうか。

 

厚生労働省の「2022年国民生活基礎調査」によると、日本人の5人に1人が健康状況について何らかの自覚症状を訴えています。二大症状は、男女ともに第1位が腰痛、第2位が肩凝りです(図1)。腰痛はおよそ10人に1人が訴えているため、もはや国民病といってもよいほどです。腰痛や肩凝りはいくら訴えてもそのつらさを他人に分かってもらいにくく、すぐには治らないため気持ちが沈んだり、生活の張りを失ったりすることにつながる場合もあります。

 

そこで今回は、腰痛や肩凝りの予防と改善に向けた「こまぎれストレッチ体操」をご紹介します(図2)。腰の張りを和らげる二つのストレッチと肩回りの筋肉をほぐすストレッチ、首回りの筋肉をほぐすストレッチです。仕事や家事の合間に隙間時間を見つけて、ぜひ、お試しください。筋肉を適度に刺激し、腰痛や肩凝りの予防や改善につなげて、不調知らずの元気な体で夏の暑さを乗り切りましょう。

 

 

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