連載

2025.02

【第7回】ドイツで1型糖尿病になりました

リハビリでリフレッシュ(前編)

話が前後しますが、これまで通りやっていけそうだと思えるようになったのは、2022年3月にリハビリに出かけたおかげでした。ドイツにはリハビリという制度があり、病気の予防または病後回復のため専用施設に数週間滞在し、診療や健康講座、運動プログラムを受けることができます。以前、息子の幼稚園の先生がリハビリで6週間もいなくなり、びっくりしたことがありました。医師の診断書は必要ですが、ワーキングマザーはストレス解消が参加の理由になるので、ママ友も何人か利用していました。わたしは血糖値の管理がうまくいかず、気持ちが落ち込んで心身ともに不調だったので、糖尿病専門医に相談。糖尿病を発症したばかりで日常生活に支障があると理由を書き、健康保険会社に申請書を提出しました。すると3月半ばから3週間のリハビリの許可が出ました。最終的に現地で延長し、5週間滞在しました。

 

年金の掛け金を納められるように

 

滞在したのは自宅から鈍行列車で2時間ほど離れたバッド・ドリーブルクという田舎町で、整形外科、糖尿病、心臓病を対象とした定員300人の施設でした。この地は昔から自然豊かで、温泉のある保養地として知られています。

 

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