連載

2025.05

【第4回】フレイル予防の運動療法&続けるコツ!

マインドフルネスで自分に意識を向けましょう

はじめに

 

今年の初め、元メジャーリーガーのイチローさんが、米国野球殿堂入りを果たすというアジア人初の快挙が発表されました。イチロー選手といえば「継続は力なり」を体現した選手として、よく知られています。小学生の頃に毎日バッティングセンターに通っただけではなく、プロ野球選手になってからも練習量は他の選手の比ではなかったそうです。このように物事を長く続けるための秘訣には、何があるのでしょうか。

 

セルフエフィカシーを高めるコツ

 

本連載3月号のおさらいになりますが、セルフエフィカシーとは「自己効力感」とも呼ばれ、行動のために必要な能力を自分が持っているかどうかの認識を指すものです。運動を継続できる人はセルフエフィカシーが高く、「自分ならうまくできる」と思える認知状態にあるとされます。セルフエフィカシーが高いと、困難な状況でも運動の継続を確実なものにして、身体機能や血糖管理によい影響を与えると考えられます。今回はこのセルフエフィカシーの高め方のコツを

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