連載

2025.09

【第13回】カフェから見える風景

過去は変えられないが苦しんでいるのは“今”

こんにちは。IDDM Caffeです。

 

これまでの連載でお伝えしてきたように、傷ついた過去を持っているお客さまはとても多いです。日々お客さまと接する中で感じることは、「傷つけられたのは過去のことでも、こころが痛いのは今だ」ということです。過去は変えられないとしても、「今」の苦しみならば変えることができると感じています。ではどうやって?

 

その方法とは、過去に傷ついた自分と同じような状況の人に手を差し伸べるというものです。その人があなたによって救われたと笑ってくれた時、その笑顔が過去の自分の記憶を塗り替えるのです。

 

例えば、あなたが幼い頃に傷ついた経験があるとします。あなたが傷ついたように、今、同じように傷ついている子がいたら、その子に手を差し伸べてほしいのです。「お兄ちゃんありがとう」「お姉ちゃんありがとう」。その言葉は幼かったあなたからの言葉です。過去は変えられなくても、今痛んでいるこころの傷はそうやって癒えるのではないかと感じています。

 

だから傷があればあるほど、一人でいちゃダメなんです。たと

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