連載

2025.10

【第9回】フレイル予防の運動療法&続けるコツ!

コグニサイズで「運動」と「脳トレ」を!

最近、「どこにしまったかな?」「何て言っていたかな?」など、うっかり忘れてしまうことが増えていませんか? これは、脳から発信された危険信号かもしれません。認知機能は加齢に伴う生理的な変化がある一方で、ある研究では耐糖能異常があると認知症の発症リスクが高いと報告されています(1)

 

これまで本連載では、フレイル(加齢による心身の衰え)を予防して血糖管理をよりよく行うための運動を紹介してきました。フレイルには認知的フレイルという考え方もあり、認知機能の低下はフレイルと相互に影響し合っています。そのため身体機能に問題がなくても、外出する頻度が少なくなると軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:MCI、認知症の前段階)のリスクが高くなると報告されています(2)

 

MCIは、適切な介入によって改善が見込めるといわれていますから、「最近忘れっぽくなった」などのサインを見逃さないようにして、認知的フレイルを予防しましょう。

 

そこで今回は、暑すぎて夏の間に運動する機会が減ってしまった方にお勧

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