連載

2025.10

【第62回】日本全国の散歩道

文化の香りと信濃川のそよ風を感じながら 散策路をゆったり巡る

新潟県のほぼ中央に位置する長岡市は、日本一の大河・信濃川が南北に流れる、自然豊かな街です。「米百俵の精神」が根付いており、「今より未来」を重んじる街づくりの原点となっています。「米百俵の精神」とは、幕末の戊辰戦争に敗れて困窮した長岡藩が、贈られた百俵の米を〝今、食べる〟のではなく〝教育に使う〟と決断したことに由来します。この精神は今も受け継がれ、健康づくりや人づくりなど、日々の暮らしにも息づいています。

 

また、河井継之助や山本五十六など、歴史上の人物ともゆかりが深い場所です。長岡空襲や中越地震を乗り越えて開催される「長岡まつり大花火大会」は「日本三大花火大会」の一つでもあり、復興祈願のフェニックス花火や正三尺玉が夜空を彩り、毎年、多くの人々のこころを打ちます。

 

そんな長岡市の中心部から車で10分ほどのところにある、「千秋が原ふるさとの森」を歩きます。

 

▽米百俵の群像()からスタート。広く整備された歩道で、青空の下、軽くストレッチをしてから出発しましょう。

 

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