連載

2025.11

【第4回】いつまでも健口生活

今日から始める口の健康法

はじめに

 

これまで本連載でお伝えした通り、糖尿病のある方は歯周病のリスクが高まるため、口のケアに注意が必要です。歯周病の予防と管理において最も重要なことは、歯と歯茎の境に付着するプラーク(歯垢)を取り除くプラークコントロールです。今回は糖尿病のある方に向けて「今日から始める口の健康法」を紹介します。

 

 

プラークコントロール

 

プラークコントロールとは、プラークを取り除くための歯磨きやうがいを指し、さらにはプラークが付着しにくく、取り除きやすい口の環境をつくり、維持することです。これにより歯周病やむし歯だけではなく、糖尿病や誤嚥(ごえん)性肺炎の悪化も予防することができます。プラークコントロールは、歯ブラシ(手用歯ブラシ、電動歯ブラシ)や歯間部清掃用具(デンタルフロス、歯間ブラシ、タフトブラシなど)による機械的プラークコントロールを主体とし、化学的プラークコントロール(歯磨剤、うがい剤など)を併用することが有効です。

 

 

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