連載

2025.12

【第6回】「健診」や「人間ドック」の結果を解釈する

血圧と心電図、ABI(足関節上腕血圧比)の基礎知識

血圧

 

血圧とは、心臓が血液を全身に送り出す際に血管の内壁にかかる圧力を指し、血圧を測定することで全身の血液循環の状態を知ることができます。血圧が慢性的に高い状態の高血圧は、心筋梗塞や脳卒中、腎障害などの重大な疾患のリスク因子ですが、自覚症状がないまま進行することがあるため、定期的なチェックが欠かせません。2025年の日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」によると、高血圧は診察室血圧(※1)140/90 ㎜Hg以上、家庭血圧(※2)135/85 ㎜Hg以上と定義され、治療の目標は130/80 ㎜Hg未満(家庭では125/75 ㎜Hg未満)です。ただし高齢者や糖尿病、腎疾患のある方には個別の判断が重視されます。また、白衣高血圧(※3)でも将来的に持続性高血圧(※4)へ進行

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