連載

2026.01

【最終回】いつまでも健口生活

糖尿病と歯周病とうまく付き合っていくために

糖尿病と歯周病は相互に悪影響を及ぼし合う「負の連鎖」の関係にあり、どちらも慢性疾患として一生付き合っていかねばなりません。しかし、日々、血糖管理と口腔(こうくう)の管理を並行して行い、内科、歯科などの医療機関を定期的に受診すると、うまく付き合っていくことができます。

 

今回はわたしの連載の最終回として、繰り返しになる部分もありますが、「糖尿病と歯周病の関係」「予防法」、そして「日常生活での対策」をまとめます。

 

 

糖尿病と歯周病の関係

 

糖尿病が歯周病を悪化させる主な原因は、糖尿病により免疫機能が低下し、感染症に対する抵抗力が弱まることにより、口の中の歯周病原細菌が増殖しやすくなるためです。

また、高血糖状態が長く続くと、歯肉の血流が悪化して歯肉に炎症が起こりやすくなります。さらに、糖尿病のある方は唾液分泌が減少しやすく、口腔内の自浄作用が低下して細菌が増殖しやすくなります。

 

逆に、歯周病が糖尿病を悪化させるのは、歯周病により歯周組織で産生された炎症性

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