特別企画1

2026.01

概日リズムと インスリン分泌との 関係性

はじめに

 

体内時計はすべての生物が持っている生体のシステムであり、生物が効率的に生きることを支えるシステムの一つです。体内時計は、「時計遺伝子」と呼ばれる遺伝子の発現の増減により刻まれることが解明されています。時計遺伝子の発見者は、2017年にノーベル賞を受賞しています。

 

体内時計とライフスタイル、特に睡眠や食べる時間をマッチさせることで、外界と生体とのエネルギーの受け渡しや消費(活用)がより円滑になると考えられますが、これは生命維持にとってとても重要であるといえます。しかし、糖尿病のある状態では、このエネルギーの受け渡しや消費(活用)がうまくいっていないという側面もあるかと思います。

 

一方、インスリンは、このエネルギーの受け渡しや消費にとって、とても重要な役割を果たすものです。では、インスリン、特にインスリン分泌は体内時計とどのような関係にあるのでしょうか。本稿ではこの関係性を詳しく解説し、糖尿病の治療にどのように生かせるのかを考えてみたいと思います。

 

 

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