特別企画1

2026.02

健康寿命とAGEの関係

はじめに

 

 

生活習慣病の中でも、糖尿病や肥満のまん延は世界的な拡大傾向にあります。2025年の「糖尿病アトラス」第11版によると、世界の糖尿病有病者数は5億8900万人とされています。また現在、世界では9秒に1人が糖尿病が原因で死亡しており、糖尿病とその合併症に世界の医療費の約12%に当たる150兆円が費やされています。

 

糖尿病では、血糖管理がうまくいかない期間が長くなると、さまざまな大きさの血管が傷つきます。その結果、細小血管合併症である腎症や網膜症、神経障害に加え、動脈硬化症も進みやすくなり、心筋梗塞や脳卒中、末梢(まっしょう)動脈疾患を発症する危険性が高まります(1)(2)。また糖尿病では、肝臓がんや膵(すい)臓がん、大腸がん、乳がんなどのがんにもかかりやすくなり、インフルエンザや新型コロナウイルスによる感染症も重症化しやすいことが知られています(3)(4)。さらに、糖尿病があると骨がもろくなり骨折しやすくなったり、認知機能が衰えてきたりします(5)(6)

関連記事