特別企画2

2026.02

1型糖尿病のある子どもが安全に入園・入学できるように ―準備や配慮、KiDS Project 訪問プログラムの活用について

はじめに

 

 

1型糖尿病は、膵臓(すいぞう)のβ(ベータ)細胞が自己免疫などにより破壊され、インスリン分泌が著しく低下・消失する慢性疾患です。インスリンは生命維持に不可欠であるため、毎日の血糖モニタリングとインスリン投与が必要となります。近年では、持続血糖モニタリング(CGM:Continuous Glucose Monitoring)やインスリンポンプ、ハイブリッドクローズドループ1などの技術が普及し、管理方法が進化しました。一方で、学校という集団環境においては、これらの新しい治療方法に対する知識の普及や管理の複雑さが増大しており、これまで同様に「知っていれば回避できるリスク」が多い状況が続いています。

そこで本稿では、子どもの入園・入学時に必要な準備から日常での注意点、行事や運動のときに必要な具体的な配慮、そして JADEC(日本糖尿病協会)が行う学校全体で糖尿病への理解を広げる教育的取り組み「KiDS(Kids & Diabetes in Schools)Project訪問プ

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