特集1

2025.09

最新の糖尿病網膜症診断

糖尿病網膜症

 

糖尿病網膜症は、糖尿病によって網膜(目の奥にある光を感じる組織)の細い血管が傷つき、視力障害を引き起こす病気です(1)。高血糖の状態が続くと網膜の毛細血管が詰まったり血液が漏れたりして、網膜に酸素や栄養が行き渡らなくなります。その結果、網膜上に小さなこぶ(マイクロアニュリズム)や点状出血、白い斑点(軟性白斑)、脂肪の沈着(硬性白斑)などが現れます。

 

初期(単純網膜症)ではこれらの微小な変化が中心ですが、中期〜後期(増殖前網膜症)になると出血や血管の異常が増え、網膜の血流がさらに悪化します(図1)。

 

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