連載

2024.12

【第9回】糖尿病とサイクリング

ヒルクライムの魅力

ヒルクライムとは自転車で坂道をのぼることを指し、その魅力は坂をのぼりきった達成感、絶景、そしてダウンヒル(下り坂)の爽快感にあります。

 

日本には多様なヒルクライムのスポットがあります。例えば、中部地方(長野県、岐阜県)の乗鞍エコーラインは、日本一の標高を誇る道路で、頂上は2702メートルに達し、そこからの絶景は息をのむほどです。山梨県の富士スバルラインは、富士山五合目を目指す標高差約1300メートルの挑戦的なルートです。関東地方のヤビツ峠は、首都圏からもアクセスしやすいコースで、距離は約11・8キロ、標高差約680メートルと比較的のぼりやすいです。また、標高877メートルの筑波山は、急勾配が多く独特の難しさはありますが、さまざまなルートを選ぶことができます。

 

わたしが訪れた中では、長野県の美ヶ原高原・ビーナスライン、群馬県の草津温泉・渋峠、乗鞍の景色が特に印象的でした。いつか行ってみたいのは、九州の阿蘇山や四国の石鎚スカイライン、福島県の磐梯吾妻スカイラインです。

 

ヒルクライムに初めて挑戦する方は、まず自転車の乗車時間を増やし、標高差100〜500メートルのコースから始めることをお勧めします。関

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