連載

2025.07

【第11回】「さかえ」表紙とともに

コヒルガオとカエル(2023年7月号)

暑中お見舞い申しあげます。年々暑さが厳しくなっていますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

今回取り上げる2023年の表紙のテーマは、「雑草と呼ばないで」でした。日頃はあまり目を向けてもらえない草花を主役にしてあげたくて、いつか描きたい! と思っていたテーマです。ハコベと雀、タンポポやツユクサ、そして大好きなドクダミ(なぜこんな名前にしたのでしょう!)の花などを描かせていただきました。

 

7月号はコヒルガオとニホンアマガエル。アサガオより小さくて昼に咲くからコヒルガオ。道端をよく見ると、あちこちに小さなピンクの顔をのぞかせています。くるくるとしたツルも風情がありますよね。アサガオは大好きなモチーフなので、「さかえ」でもたびたび描きました。色もきれいで形もお気に入りです。

 

そして、カエル。まだ幼かった頃、子ども用のバケツにたくさんのアマガエルを捕まえて、母に悲鳴をあげさせたほど、好きでした(もちろん、後で放しました)。今でもカエルグッズを見かけるとついつい買ってしまいますし、図鑑を見ているだけでも楽しくなります(カエルの顔って口角が上がっていて、幸せな気分になりますが…わたしだけでしょうか!?)。

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