連載

2025.10

【第3回】いつまでも健口生活

糖尿病のある方の歯周病治療〜気楽な気持ちで歯科の受診を

はじめに

 

糖尿病は血糖値の管理が難しい慢性疾患であり、全身にさまざまな影響を及ぼします。歯周病にもなりやすく、歯周病が糖尿病の管理を困難にすることがあるため、歯周病と糖尿病の関係は注目されています。糖尿病のある方は定期的な歯科受診がとても大切ですが、歯科はすすんで通いたくなる場所ではないものです。しかし、昔と比べて技術が進歩して痛みなども軽減し、気楽に受診できますから、より良く口腔(こうくう)の健康を維持して、全身の健康に寄与することができます。

 

 

歯科受診の重要性〜検診と早期発見

 

一般的に歯周病は初期段階では症状が現れにくいため、定期的な受診が重要です。歯科医師、歯科衛生士による検診を受けることで早期に問題を発見し、適切な治療を行うことができます。これにより、歯周病の予防や進行を防ぎ、健康な口腔環境を維持することが可能です。

 

糖尿病のある方は、特に注意深く口腔内の状態をチェックして、継続的に管理する必要があります。糖尿病があると、体を細菌や

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