連載

2026.03

【第19回】カフェから見える風景

もっと敬われてもいい人たち

こんにちは。IDDM Caffeです。

 

病名にかかわらず病気があると、社会的に排除されることが往々にしてあります。例えば、希望する職業に就けない、希望する学校に進学できない、生命保険に加入できない、ローンを利用できない、などです。

 

一方で、当店を訪れるさまざまな年齢層のお客さまの話を聞いていると、若い世代の中に「時代の流れの中で、自分たちは生きやすくなった」と感じている方が、一定数いるようです。これはとても喜ばしいことです。ある若いお客さまは「わたしはこの病気になった時、正直もっと苦労すると思っていた。でも実際は、あらゆる社会サービスを受けられた」とのこと。そして彼は「このカフェで出会った定年退職をされた方の話を聞いて、わたしがこうして大きな苦労をせずに生活できているのは、厳しい条件を突き付けられながらも、実績をしっかりと残してくれた先人のおかげなのだと改めて感じた。“多くの名もない先人たち”に感謝してやまない」と話しました。これを聞いてわたしは「なんて真実が見えている人なのだろう」と感動しました。

 

厳しい条件のローンをきちんと返し終えたり、生命保険に入って元気で長生きしたり。そのように先人たち

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