連載

2026.03

【第9回】診療看護師が支える糖尿病管理の道しるべ

動ける体と健康寿命

近年、「健康寿命を延ばす」という言葉をよく耳にします。これは単に長生きすることではなく、「自分らしく生活できる期間を延ばす」ことを意味しています。健康寿命を延ばすためには、血圧や血糖値などの数値を整えるだけではなく、歩く力や考える力、生きる意欲を保つことが大切です。

 

 

「楽しく、誰かと、自分のペース」が健康寿命の鍵

 

 

外来では「動かないといけないのは分かっているけど、なんだか面倒で…」「散歩もこの暑さじゃ行けないし…」などの声が聞かれ、足腰の衰えや活動の機会の減少が気になることがあります。そのときには、まずは「買い物に歩いて行ってみる」「家の中で立って作業してみる」「テレビを見ながら足踏みしてみる」など、生活の一部に動く機会を取り入れる工夫を紹介しています。こうした小さな積み重ねが、将来の転倒や寝たきりを防ぐ第一歩になるのです。

 

また、筋力だけではなく「人との関わり」もとても大事です。人と話す機会や自分の役割がなくなってしまうと、気持ちが沈みやすくなり、自然

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