連載

2026.09

【第2回】いつまでも健口生活

歯周病のサインに気付いていますか?

前回は、お口の病気と加齢について解説しました。今回は、お口の病気を取りあげます。

 

そもそも「病気」とは、何でしょうか? 病気とは「体やこころの『いつも通り(正常)』のバランスが崩れて、不具合が出ている状態」のことです。病気の原因は、感染症や生活習慣など、いろいろなものがあります。お口の中の病気では、むし歯(う蝕〈しょく〉)と歯周病が二大疾患です。特に最近では、歯周病と全身疾患との関連が注目されていますので、歯周病とはどういう状態のことなのかを考えてみましょう。

 

 

●歯周病と糖尿病の関係

 

 

「最近、何となく口の中がネバつくけれど、痛みはないから大丈夫だろう」と、あなたが思っているなら、少しだけ立ち止まって耳を傾けてください。お口の中の小さなサインは、実は体全体からのメッセージかもしれません。特に、糖尿病のある方にとって歯肉の状態は、単なる「口の健康」以上の意味を持ちます。なぜなら糖尿病と歯周病は、互いに悪影響を及ぼし合う「負の連鎖」の関係にあるからです。糖尿病があると、全身の血管がダメージを受けやすく

関連記事