特集2

2026.04

肥満症の運動と食事 パート1運動療法 「薬の時代」でも土台は “からだを動かすこと”

はじめに

 

 

最近、肥満症の治療薬としてチルゼパチドが保険適用となり、条件に合う人では治療の選択肢が広がりました。ただ、薬が使える場合でも「生活習慣を改善しなくていい」わけではありません。薬は〝助っ人〟で、土台にあるのは食事療法と運動療法です(1)

本稿では、肥満症の運動療法の基本に加えて、今日からできる運動と無理なく続けるためのコツを、糖尿病のある人やご家族に向けて、できるだけ分かりやすくお伝えします。

 

 

なぜ肥満症に運動療法が必要なのでしょう

 

 

運動というと「体重を減らすため」と思いがちです。もちろん、運動は体重管理の助けになります。けれど、運動の良さは体重計の数字だけでは測れません。例えば、体重があまり変わらなくても、内臓脂肪が減ったり、血糖値や血圧、脂質が改善したりすることがあります。「検査値がよくなった」「息切れしにくくなった」など、体の変化を感じる人も多いです。<

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