現在、彩色した和紙によるコラージュの手法で制作。 手仕事によるどこか懐かしい空気感と美しい色使いがモットー。 携わった絵本に、「子ども版 声に出して読みたい日本語12 秘すれば花なり 名言」（齋藤孝編、草思社）などがある。

金子 美和子

かねこ みわこ

イラストレーター

この記事の内容

早いもので2025年となりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今月の過去作品は2012年1月号です。この年のテーマは「なつかしの子どもの遊び」。ちょっとレトロな子どもたちに、竹馬やあやとりなどいろいろな遊びをしてもらいました。1月は「かるた」です。

ご覧になるとお分かりになってしまうかと思いますが…かるたより、振り袖を描きたくて選んだお題かもしれません（笑）　昔の着物が大好きです。祖母が着物道楽な人でしたから、その血かもしれません。古いものが何枚かわが家にもあります。この絵は松竹梅の青い小紋や、アゲハ蝶の刺繍の帯などを参考にしました。

若い頃、どこに行くにも着て行くほど、着物にハマっていた時期がありましたが、子育てやら室内犬を飼ったりして、すっかり縁遠くなってしまいました。でも、たんすの肥やしではかわいそうですね。また着てみようかと思います。

かるた遊びをする機会はほとんどなくなってしまいましたが、昭和初期のいろはかるた復刻版の絵を見て、胸をきゅんきゅんさせることはあります。本当にかわいい。単純な色とデフォルメされた線、そこ

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