連載

2026.05

【第1回】いつまでも健口生活

何でもよく嚙めていますか?

●よく噛めることの大切さ

 

 

噛むこと、何でもよく噛めることは食事の喜びにつながることはもちろん、唾液の分泌を促して消化や口腔(こうくう)健康管理の助けになります。また、脳の活性化や肥満防止、あごの発達や口腔周囲筋の活性化による発音の明瞭化など、心身の健康増進に大きな効果をもたらします。これは糖尿病のある方にとって、バランスのとれた食事摂取による、病態の改善や重度化防止につながります。

 

令和4年度「国民健康・栄養調査」(厚生労働省)の結果によると、40歳以上の「何でもよく噛んで食べることができる」人の割合は80・1%で、前回令和元年の調査と比べて有意に増加しました。20歳以上では、①「半年前に比べて硬い物が食べにくくなった」が17・6%、②「お茶や汁物などでむせることがある」が17・5%、③「口の渇きが気になる」が17・7%、④「左右両方の奥歯でしっかり噛みしめられない」が32・8%となっています。年齢階級別の70歳以上でこれらを見ると、それぞれが、①32・8%、②25・6%、③23・6%、④45・7%となり、どの項目も加齢により増加しているこ

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