連載

2026.08

【第2回】こんにちは、訪問看護師です!

あなたが来てくれるだけで安心する ──利用者さん・ご家族から見た訪問看護

訪問看護師の仕事は、体調変化への気付きや点滴、傷の手当て、インスリン投与などの医療行為だけではありません。ご自宅に伺い、利用者さんやご家族とやりとりする中で、このことに気付かされることがあります。「訪問看護師は、医療行為だけではなく、利用者さんの望む『安心』を届けているのではないか」と思うのです。

 

 

社会とつながる

 

 

足腰の痛みや体力の低下で外出が難しいAさん(80代女性)は、こんな言葉をかけてくださいました。「ちゃんと他人と話すのは、週に1回あなただけ。血圧を測った後に、ニュースや健康についておしゃべりするのが、楽しみなの」。Aさんにとって訪問看護は、医療とつながる時間であると同時に、社会とつながる貴重な時間でもあったのです。

 

実は、人生の先輩であったり、わたしとは異なる経験をされてきた利用者さんの、体験に裏打ちされたお話は、わたしにとっても大きな学びになります。

 

 

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