特別企画1

2026.06

夏の腎臓と心臓を守るヒント パート1 脱水になると心臓や腎臓に負担がかかるの?

“体の水のはたらき”から考える、暑い時期に心臓と腎臓を守る工夫。

 

 

はじめに

 

 

「暑くなると体がだるい」「水は飲んでいるつもりだけど足りているか分からない」。夏場、そんなふうに感じたことはありませんか。わたしたちの体は、暑くなると汗をかくことで体温を調節しています。汗が皮膚から蒸発する際に熱を奪うことで、体の中の温度が上がりすぎないように保っているのです。

しかしその一方で、汗とともに水分や塩分(電解質)が失われていきます。さらに、栄養状態がわるいと、水分を血管の中につなぎ留める力が弱くなり、水分が血管の外に逃げやすくなります。この場合、体の表面はむくんでいるように見えても、体の中を巡る血液の量(循環血液量)は不足しているという状態が起こります。糖尿病のある方では、尿量が増えやすいことに加え、自律神経のバランスが乱れやすく、体の水分調節がうまくはたらきにくい状態になりがちです。その結果、気付かないうちに脱水が進み、心臓や腎臓の機能に悪影響を及ぼす可能性があり、注意が必要です。

本稿では、夏場の脱

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